令和6年度年金額
こんにちは♪京都の女性社労士、年金相談オフィスKAJUの木村です。
令和6年度年金額改定について、厚生労働省より1月19日プレスリリースされています。
https://www.mhlw.go.jp/stf/houdou/0000191631_00018.html
今年度は前年度から、2.7%の引上げ(増額)です。
新規裁定者 既裁定者
年金額は毎年、賃金と物価に連動して複雑な条件に基づいた計算がなされます。
新規裁定者(R6年度中に67歳以下の人=S31.4.2以後生まれの人)と、既裁定者(R6年度中に68歳になる人=S31.4.1以前生まれの人)で法律条文上の扱いが異なります。これに基づき、昨年に引き続き年金額が2通り設定されております。
(以下主に障害年金中心に記載致します)
令和6年度新規裁定者の年金額(障害基礎年金2級=老齢基礎年金満額)
種類 | 年金額 |
障害基礎年金1級 | 1,020,000
(2級の1.25倍) |
障害基礎年金2級
=老齢基礎年金額満額 |
816,000 |
障害厚生年金3級
(最低保証額) |
612,000 |
障害手当金(一時金)
(最低保証額) |
1,224,000 |
障害基礎年金の子加算(2人まで各々) | 234,800 |
障害基礎年金の子加算(3人目から) | 78,300 |
障害厚生年金の
配偶者加算 |
234,800 |
障害年金生活者
支援給付金(1級) |
79,656 |
障害年金生活者
支援給付金(2級) 遺族年金生活者 支援給付金 老齢年金生活者 支援給付金 |
63,720 (老齢は記録に応じて計算されます) |
令和6年度既裁定者の年金額(障害基礎年金2級=老齢基礎年金満額)
種類 | 年金額 |
障害基礎年金1級 | 1,017,120
(2級の1.25倍) |
障害基礎年金2級
=老齢基礎年金額満額 |
813,700 |
障害厚生年金3級
(最低保証額) |
610,300 |
障害手当金(一時金)
(最低保証額) |
1,220,600 |
障害基礎年金の子の加算は、新規裁定者の表と同額です。年金生活者支援給付金も同額です。
障害厚生年金1・2級に加算される配偶者加算も同額です。
令和6年度の年金額は4月分から反映され、その実際の入金日は6月14日(金)です。
毎年6月は今年度のお知らせとして、年金額改定通知書/年金振込通知書が届きます。
今年度の年金額改定の仕組みを端折って申し上げると、
物価変動率は3.2% 名目手取り賃金変動率3.1%
物価より賃金の伸びが下回っているので、その場合賃金の3.1%を採用、
そこに年金の上昇を抑制するマクロ経済スライド0.4%適用
→3.1%-0.4%=2.7% よって年金は2.7%増
計算はどうでもいいけど、インフレは厳しい☆というのが年金生活者のお声でしょうか。
ともあれ6月振込には、年金額が額面少し増えたことをご確認頂けるかと思います。
~障害年金、老齢年金、遺族年金についてご相談を承っております~